プロフィール

暦をめくると
いつも新しい景色がそこにはある
幾つもの季節をめぐり
忘れていたことが心に帰ってくるようで嬉しい
目覚める春
輝く夏
彩る秋
佇む冬
頬をなでる風に
光がある
影がある
色がある
そして私は景色の中にある
香りのようなものをとらえたい
自然の心を描きたい

  • 略歴

    1978
    奈良県生まれ
    2001
    東京藝術大学デザイン科 卒業
    2003
    同大学大学院修了(描画造型中島千波研究室)
    2005
    同大学大学院修了(文化財保存学専攻保存修復日本画)
    現在
    日本美術院院友
    日本美術家協会会員
  • 個展

    2020
    個展 横浜そごう
    個展 近鉄あべのハルカス
    2019
    個展 日本橋三越店
    2018
    個展 「野地美樹子〜日本画大作展〜」さいたま市プラザノース
    個展 「四季の譜」天満屋岡山店
    個展 「自然の息吹」池袋東武
    2017
    個展 「アートフェア東京2017」東京国際フォーラム(いつき美術ブース)
    個展 「白の奏」日本橋三越本店
    2016
    個展 「遥かな季節」渋谷東急
    個展 「変わりゆく変わらないもの」あべのハルカス近鉄本店
    2015
    個展 「四季物語」名古屋松坂屋
    個展 「四季綴り」福山天満屋
    2014
    個展 「四季綴り」大阪リーガロイヤルホテル
    個展 「四季綴り」神戸そごう
    個展 「四季の詩」日本橋三越本店
    2013
    個展 「四季綴り」池袋東武
    個展 「四季のかたらい」福井西武
    2012
    個展 「四季綴り」東武春の絵画市 池袋東武
    2010
    個展 「時の栞」船橋東武
    個展 「暦をめぐりて」 横浜そごう
    2009
    個展 「時の栞」池袋東武
    2008
    個展 「自然の息吹」大阪梅田大丸
    個展 「自然の息吹」上野松坂屋
    2007
    個展 「自然の息吹」池袋東武
    2006
    個展 「自然の息吹」上野松坂屋
    個展 「自然の息吹」渋谷東急
    2005
    個展 「野地美樹子日本画展」いつき美術(京橋)
    2004
    個展 「野地美樹子日本画展」阪急百貨店うめだ本店(大阪)
    2003
    個展 「野地美樹子日本画展」レスポワール新人選抜展」スルガ台画廊(銀座)
    個展 「野地美樹子日本画展」さいたま市氷川の杜文化館/ギャラリー四季(京都)
    2001
    個展 「野地美樹子日本画展」さいたま市氷川の杜文化館
    1999
    個展 「野地美樹子日本画展」月光荘(銀座 )/さいたま市氷川の杜文化館
  • 主なグループ展

    2020
    東京2020応援ブログラムビクトリーブーケ展(佐藤美術館)
    2019
    文保日展 文化財保存修復日本画(東京芸術大学陳列館)
    二人展 さくらさくら10周年記念展(成城さくらさくギャラリー)
    2018
    土佐の紙に描く日本画新作展(松坂屋名古屋ほか以降'19)
    2017
    美しき日本の風景 春夏秋冬展(新潟伊勢丹)
    吾輩の猫展(佐藤美術館)
    現代作家の猫コレクション(日本経済新聞社 PACE NIOアートギャラリー)
    2015
    第4回Artist Group風 大作公募展(東京都美術館以降'17'18')
    花信風 Artist Group風 小品展(日本橋高島屋 以降'17'18')
    2014
    日本画年鑑30周年記念展(京都各寺院)
    自然と生命の讃歌~寺田コレクション~(茨城県天心記念五浦美術館)
    ShinPA(小布施ミュージアム中島千波館/佐藤美術館 以後毎年 )
    2013
    郷さくら美術館 桜花賞展(郷さくら美術館 東京 以降'17)
    2011
    高輪会(高輪プリンスホテル)
    夏の芸術祭 次世代を担う若手作家作品展(日本橋三越 以後'12まで)
    2009
    21世紀を翔る明日の日本画展(名古屋松坂屋・銀座松坂屋)
     
    その他グループ展多数
  • 入選・受賞歴

    2019
    第74回春の院展 入選
    2018
    第7回Artist Group風 大作公募展 入賞
    第73回春の院展 入選
    第103回秋の院展 入選
    2017
    郷さくら美術館桜花賞展 入選 (美術館所蔵)
    第6回Artist Group風 大作公募展 入賞
    第72回春の院展 入選
    第102回秋の院展 入選
    2016
    第71回春の院展 入選
    第101回秋の院展 入選
    2015
    第4回Artist Group風 大作公募展 入賞
    第70回春の院展 入選
    第100回秋の院展 入選
    2014
    第69回春の院展 入選
    第99回秋の院展 入選
    2013
    郷さくら美術館桜花賞展 入選 (美術館所蔵)
    第68回春の院展 入選
    第98回秋の院展 入選
    2012
    第67回春の院展 入選
    第97回秋の院展 入選
    2011
    第66回春の院展 入選
    第96回秋の院展 入選
    2010
    第65回春の院展 入選
    第95回秋の院展 入選
    2009
    第64回春の院展 入選
    第94回秋の院展 入選
    2008
    第63回春の院展 入選
    第93回秋の院展 入選
    2007
    第62回春の院展 入選
    第92回秋の院展 入選
    2006
    第61回春の院展 入選
    第91回秋の院展 入選
    2005
    第60回春の院展 入選
    第90回秋の院展 初入選
    2004
    第59回春の院展 初入選
    2003
    同大学大学院修了制作 サロン ド プランタン賞/紫峰賞(江戸川学園中高等学校所蔵)
    2002
    佐藤太清賞公募美術展(入選)
    臥龍桜日本画大賞展(入選)
    新生展(入選)
    さいたま市展(市長賞)
    北の大地ビエンナーレ展(佳作)
    2001
    東京藝術大学卒業制作 デザイン賞・紫峰賞(江戸川学園中高等学校所蔵)
    妙高四季彩芸術展(四季彩大賞)
    FUKUI サムホール美術展(優秀賞)
    天津小湊町絵画コンクール(秀作賞)
    雪梁舎フィレンツェ賞展(佳作)
    熊谷守一大賞展(賞候補)
    天竜川絵画公募展(入選)
    上野の森美術館大賞展(一次賞候補)
    2000
    平山郁夫奨学金賞
    1998
    イラストレーション横浜コンペティション1998(入選)
     
    その他 多数の企業カレンダー、雑誌書籍の挿画等を担当
  • メディア掲載など

    2020
    現代日本画カレンダー挿絵
    2019
    文藝春秋 目次絵3月号担当
    大同生命 カレンダー挿画
    南都銀行 カレンダー挿画
    ユアサ商事 カレンダー挿画
    読売新聞 額絵シリーズ「日本の世界遺産」4月担当
    2018
    日本経済新聞社 日経アート ファミリーカレンダー挿絵
    朝日小学生新聞 くらしライブラリー担当
    現代日本画カレンダー挿絵
    2017
    「時の名残」津村節子/著 表紙絵
    金子みすず 詩集手帳 挿絵
    現代日本画カレンダー挿絵
    2016
    三機工業株式会社 カレンダー挿画
    現代日本画カレンダー挿絵
    「企業不動産法」小澤英明/著 表紙絵
    2015
    三機工業株式会社 カレンダー挿画
    金子みすず 詩集手帳 挿絵
    2014
    文藝春秋 目次絵10月号担当
    日本フルハップ月刊誌「まいんど」表紙絵 毎月担当
    2013
    月刊誌「佼成」2月号表紙絵
    共同印刷 カレンダー挿画
    日本フルハップ月刊誌「まいんど」表紙絵 毎月担当
    2012
    伊藤忠商事株式会社 カレンダー挿画
    文藝春秋 目次絵4月号担当
    2009
    NTT BJ GROUP カレンダー挿画
    2007
    「俳句の基本とその応用」大鄰靖宏/著 表紙絵
    ニチアス カレンダー挿画
    ニッテツ・ビジネスプロモート北九州 カレンダー挿画
    2006
    埼玉自治 表紙絵
    2004
    「情報科学のための理論言語学入門」畠山雄二/著 表紙絵
    2003
    「情報科学のための自然言語学入門」畠山雄二/著 表紙絵
  • 舞台美術

    2000
    ミュージカル『秘密の花園』舞台美術担当 東京大学駒場小空間
    1999
    東京藝術大学文化祭 オペラ 『こうもり』
    舞台監督及び舞台美術担当 東京芸術大学音楽学部6ホール
    東京藝術大学卒業生送別 企画 オペラ『こうもり』(再演)
    舞台監督及び舞台美術担当 東京芸術大学新奏楽堂
Live with nature

自然と共に

朝、窓を開けて、空を見上げただけでも、その広い世界の空気で、心が洗われていくように感じられる。白い雲が浮かび、色づく樹木に季節の訪れを感じる。日差しの暖かさを頬に受け、小鳥のさえずりが時を知らせてくれる。自然には、そんな魔法のような威力があると私は思う。
自然との対話の中で与えられる、新鮮な感動を逃さないように、瞬間の煌めきや、素朴な移ろいを、自然の息づかいや香りとして捉えていきたい。自然と素直に向き合い、写実的な描写をしながらも、形や、色といった目に見える物だけを表現するのではなく、光や風などの形のないもの、更に温もりや静けさなど、その場所を包む香りのようなものを描きたい。そしてその先には、希望や力(魂)といった精神性をも表現していきたいと思っている。

  • 「空の向こう」

  • 「影綴り」

  • 奇跡の一本松「道標」
Tree & Natural

樹木・自然

絵画教室に通っていた幼少期から、物を見て描く事は好きだったが、空想画は苦手だった。私には、いわゆる芸術家の思いもよらない発想力や、奇抜な個性と言ったものは、どうも持ち合わせていそうにない。だから、身近にある花や樹木など、姿形を模写するだけで美しい「自然」をテーマにしようと思った。
大学4年の時、卒業制作の為に関東の巨木を片っ端から、取材して回った。千年以上も前から片時も休まず生きてきた巨木を目の前にすると、格調高い神々しさを覚えた。それからは、屋久島や白神山地などへも出かけていった。こうした旅の経験が私の心を捕らえ、今もなお自然や樹木をテーマに描いているのだと思う。

  • 屋久島にて

  • 大学の卒業制作「樹」

  • 大学の修了制作「栞」
Memory of time

時の記憶

芸大で保存修復の勉強をしていた頃、毎日仏画の模写をしていた。保存修復での2年間は、線の引き方から和紙や絹の特性、表装などまで日本画の基本的な技法を学ぶ事ができ、それまで日本画を自己流でしかやってこなかった私にとっては、学ぶ事の多い充実した2年間だった。しかしその反面、模写も修復も私にはとってもとっても窮屈で、「好きなように、好きな物を自由に描きたい!!」という思いが、日々増していく毎日でもあった。そんな悶々とした中で、この「時の記憶シリーズ」を本格的に描き始めた。
もともとは、イスやテーブルが登場して、その上に広がるイメージを形にしていた事から「イスシリーズ」と呼んでいた。窮屈な気持を解き放つように、肩の力を抜いて遊ぶように描いた。旅先で見つけた、可愛い扇風機を題材に取り入れたり、自分の愛用した、ピアノを描くことで、子供の頃に帰るような、ふるさとを懐かしむような心地良さ、人々の暮らしの中にある温もりやつながりを表現したい。そして「樹木自然シリーズ」の延長線にあるような、銀杏や桜の作品もまた、意図する所は同じである。描き方は、異なっても表現したい本質は変わらない。

  • 模写「孔雀明王像」

  • 「ファン」

  • 「ピアノ」

  • 「きいろい贈り物」
Starting point

原点

1978年奈良に生まれる。会社員の父と教師の母。私が2才半の時、父の転勤で埼玉の大宮へ移り住む。母は教師を辞め、自宅で絵画教室を始めた。毎日夕方になると、リビングが教室へと変わる。狭い部屋に子供たちが溢れ、それはもう部屋中ごった返した光景だったが、明るい子供たちと、威勢のいい母の教えは、なんとも楽しい空間だった。生徒さんが帰った後には、決まって母との批評会が始まるのだ。床に作品を並べて「みきちゃんはどの絵が好き?なんで?」「この色どうかな?」「これはもっとどうしたら良くなるのかな?」絵を描く事は大好きと言える程でもなかったが、この日課の批評会は、いつまでやっても飽きなかった。
そしてもう一つの日課、それは幼稚園から小学校高学年までほぼ毎日描き続けた絵日記だ。いつでも、画用紙に筆、クレパスや絵の具が自由に使えるように、母が用意してくれていた。こうした環境のお陰で、自然と絵画に触れて育つ事が出来た。これこそが、私の画業の基礎になり、今なんとか画家としてやっていけている所以だろうと思う。あれから30数年、未だに母は現役だ。

自分の好きな事が仕事に出来たことは、本当に幸せだ。好きで描いている絵で、誰かを笑顔に出来たり、ありがとうと言ってもらえる、こんな素敵なことはないと思う。

  • 絵日記


  • 自画像「6才のわたし」

  • 中学生の頃の静物画

  • 高校生の頃の静物画

  • 高校生の頃のデッサン